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総論賛成・各論反対

  • 企業のリーダーとしての正しい考え方
  • 2005/12/01

もしあなたが、問題解決をするための取組に参加しなければ、
あなたは「問題」であることを十分に認識する必要がある

【解説】
さて、この言葉は僕がよくキックオフプレゼンテーション*や
最終報告会でその企業のトップや役員に向けて発している言葉です。
これは、『「総論賛成・各論反対」じゃあかんで。軸足は会社の業績あげることなんで、

自分自身の問題として取組や~』と戒めている言葉です。

総論賛成とは、

その会社の行動を“お客さん中心で考えよう”とか、

“従業員満足の高い会社になろう”とかの、

“当たり前のこと”については誰も反対しないことを意味しているんだと思うんです。

会社の業績を大きく向上させるためには

、そのこと自体は正しい考え方のように聞こえるので、もちろんみんなは賛成します。

しかし、総論では賛意を示した経営陣が、

各論において反対し業績を向上する上での阻害要因になってしまうことは現実ではよくあるのです。

それでは、各論とは何かと言うと、取り扱うテーマによっては、

その経営陣が培ってきた制度の廃止、不採算営業拠点や工場の撤退ということもあります。

既存の事業体制を見直すのですから当然のことですが、

当事者である経営陣はそのことに賛意を表して頷くか、というと頷かないのが現実なのです。

むしろ、多くの場合は、急に目じりをつりあげ、声大きく反対します。

これが、各論反対となります。

結局、総論は全体の話であり、もっともな考えで賛成はするものの、
各論となり、自分の聖域が侵害されると思った途端、反対するのです。

社長の立場になって考えれば、

自分の聖域だろうとなんだろうと全体のことを考えて行動することができますが、

現実は会社よりも自分の”縄張り“が大事になってしまうんです。

「総論賛成、各論反対」これが、

本来改革を推進するはずの役員が阻害要因になる典型的な例です。

これらの総論賛成各論反対である企業の現実を理解したうえで、

経営陣に対してこの言葉を発して“変革への決心”を促しているのです。

あなたの会社は大丈夫ですか?

文責:斎藤顕一

*プロジェクトの実施前に経営陣やプロジェクトに参加する社員に対してプロジェクトの全体像を理解してもらい、全体のベクトルをあわせるためのプレゼンテーション

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