時間の管理人になる |

時間の管理人になる

時間の管理人になる

どんな人にも1日24時間365日、合計8760時間が与えられている。
その時間は決まっているし、巻き戻すことも速めることもできないけど、自分の時間の使い方をマネージすることは出来る。
スピードを速めて活動すれば、1活動あたりの時間を少なくすることができるし、ゆったりと過ごすことで、時間の経過を楽しむことが出来る。
他の人との約束された時間を正確に守ることで、その人たちの貴重な時間を失わせることもない。
だらだらと惰性で時間を過すとか、もっと速めて仕事ができるのにそれに挑戦しようとしないとか、約束の時間を守らないとか、人との約束の日程・時間を決めきれないとかは、他の人のためにも、自分のためにも避けたほうがい。
時間は空気と同じようにあるのが当たり前のように感じてしまっているけど、空気も時間も超貴重。時間を意識して使い方をもっと工夫することが大事になるね。

人の時間に対する考え方は千差万別。
おもしろいことに、多くの時間は“ほかの人と共有”している。
会議、講演、食事の約束、電子メールでの問い合わせ、原稿の締め切り、提案書の作成、交通の時刻表、などなど。
 
机に座ってじっくりと考える時間や、勉強する時間、それこそ小説を読んだり温泉に入ってくつろいだり、趣味に時間を使うなど、自分だけが自由に使える時間を作ろうとすると、他の人と共有する時間をできるだけ少なくするしかない。
 
仕事を減らすのが最も早道であるけど、そうしない場合はどうするか。
ほかの人と共有している時間をコントロールすることがまず大事になる。
例えば、人からの問いかけに対して“即答する”(答えが言えないのであれば、いつまでに連絡するのかも含めて)、期限が定められている場合は、“期限前”に仕事を終える”、また“約束時間に常に正確”であることだけで、ずいぶん自分の時間管理ができる。
 
職場や組織の中で、自分の時間をコントロールする可能性のある人には、自分の重要な予定については予め伝えておくことも大事だろう。
予定された時間に間に合わないとか、会議の予定時間を越えるということは、他の人のスケジュールを壊すことを意味しているので、やるべきではない。
 
逆に時間に正確であるとか、スピードを速めて時間以内に作業を終えることによって、ほかの人にあらたに“自分でコントロールできる時間”を与えることができる。
 
時間は自分のものだけではないため、まず時間をマネージする意識と工夫が必要。
そうすることで、新たにほかの“お気に入りの人”との“共有時間”が増やせるし“自分1人だけの自由になる時間”を作り出すことができるのだろうと思う

 

文責:齋藤顕一

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