いま、企業に必要なのは、経営コンサルタントではありません。企業に求められるのは、自社の業績を高めることができない根本原因を理解し、解決法を考え、そして人を巻き込みながら施策を実践し、成果をあげられる人財にほかなりません。これらの一連の取組みが出来る人財を“問題解決者”と呼んでいます。わたしたちは、問題解決者を育成し、必要に応じて一緒に企業の業績を高めるプロジェクトを行います。お客様や現場を直接に知らない人たちが立案した施策に頼るのではなく、お客様を知っている人たちや現場を知っている人たちを問題解決者として育成し、彼ら彼女たちによって作成された施策に頼るべきなのです。
この問題解決者は、経験に頼りながら、今までの取組みの改善を行う人ではありません。また、問題解決者は今まで社内にあったデータや情報を分析し、解決法を考える人たちでもありません。まして、誰かから指示されたテーマの答えだけを見つけ出す人たちでもありません。わたしたちが考えている問題解決者は、重要課題の発見に必要なデータや情報を見極め、それらの情報を収集し分析することが出来る人たちであり、その企業のお客様に正しい質問を行うことで、成長機会と満たされていないニーズを発見できる人たちなのです。このプロセスを通ることで初めて成果を生み出す解決法を導き出すことができるのです。
日本の上意下達構造や下請け構造は、“考えることの出来る人材”を育成することを阻んできました。決められたこと、指示されたことをしっかりと実践できる人材が評価され、今までやったことのない新しい取組み、時代の変化に対応した施策を提案する人材が疎まれた文化は会社の活力を奪ってきたように思えます。
わたしたちは、成長への強い意志と意欲、そしてより良い企業や組織にしたいという情熱を持った人たちに問題解決力を身につけてもらい、みなさんと一緒に企業や組織の業績を高めたいと考えています
フォアサイト・アンド・カンパニー
代表取締役 齋藤顕一