自分の頭で考える
ものの考え方を学ぶと世界が広がる
「経営資源にはどんなものがあるか」?何だと思いますか?
多くの人たちは「人・もの・金・情報」と答えるんです。
そうすると、僕はさらに 「な~るほど、他になにがあります?」と質問を続けるんです。
そのときの、人の反応は 「えっ?!まだ他にあるんですか?」と答えに窮するわけなんです。
実は、これは「考えることの重要性」を理解してもらうときに投げかける質問なんです。
経営資源を考える場合、「その事業を経営する上で、自分が本当に必要とするものは何か」を
自分で考える必要があり、
それは、今世の中で当たり前のごとく言われてきた 「人・もの・金・情報」だけでは十分でありません。
聞きなれたことをオウムのように繰り返すのではなく
意識的に考えることが重要で、そうすることでもっと世界が広がり、
現実に即した答えがでてくるんです。
多くの人の問題点として、「正しいと習ったこと」だけにとらわれてしまう。
でもそれは間違っていて、自分の頭で考えることがすごく重要となります。
学んだ「正しい答え」を思い出そうとすると詰まってしまう、
しかし、自分のことに置き換えて考えるとたくさん答えがでてくる。
いつも齎藤が言うことなんですけど、
「ものの考え方を学ぶと世界が広がる」。
今まで一つだと信じてきたものが、
ものの考え方を知るとそれに広がりがでるんです。
主観的だとつい1つの考えにこりかたまってしまいます。
しかし客観的に考えると(ということは論理的に考えることを意味する)、
可能性のある切り口がまず3つぐらいは新たにででくるのです。
そしてそれが枝分かれしてそれぞれが広がっていくということなんです。
ただし、注意点があるとすると、「ものの考え方は1日にしてならず」です。
よく、「考え方を学んだら、すぐ使いこなせるのか」と聞かれることがあります。
その答えは、「すぐはあきません」ということです
(それができているのなら、多くの企業はもっと成功している)。
常に自分で正しく考え続けることが重要で、
「事実を集めて、そこから何が起こっているのかを自分で考えて問題を見極めて、
どのようにすれば解決できるか」
を考えることができる人だけが身につけることのできるのです。
当たり前のようだけど案外できていない。
ところで、あなたは自分の頭で考えていますか?
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