3月, 2011 |

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苦しい時こそ自分を見直してみる良い機会

東日本大地震で被災された方々の苦しみは想像を絶するものと思います。
心からお見舞い申し上げます。
今回の経験したことのない大地震にみんなが苦しんでいる。
さらには、計画停電、交通網のマヒ、ガソリンや食料・飲み物の品薄、そして断続的におとずれる余震。
福島原発のニュースはさらに不安をかきたてる。
そんな中にも関らず、苦しんでいる人達をさらに苦しめているシーンを見る。
東京電力や政府を詰問したり被災者の気持ちを理解できないで無神経な発言をするジャーナリスト、計画停電を批判する人、節電することを怠るひとたち、必要以上の生活物資を購入しようとするひとたち。
「批判するなら提案をするべきだ」、という議論も正しいが、自分中心の提案をすることで、さらなる苦しみを他人に与えている人もいる。
このようにみんなが苦しんでいるときこそ、自らが育んできた知力や人間力を発揮して、自分を励まし周りの人達を励ますと同時に、自分なりにできることを行うべきなのだ。
自分の考え方や行動の仕方を振り返り、間違いがあればそれを改め、人のために貢献できることに喜びを見出すことが大事なのだ。

 
自分が苦しい状況に陥ったときに、自分の不幸を嘆いたり、誰かを批判し責任を追及したり、自分中心の提案や行動をしてしまう人も多いが、それらはなんら建設的なものを生み出さないし、結果的にさらに苦しむ人達を増やしてしまうことにつながる。
 
被災された人達や余震による被災を心配し、さらに福島原発の問題に不安を持つのは自然の成り行きではあると思うけど、そこからスタートすると“心配度”はますます増大し気分はふさいでしまう。
 
現実を直視することは大事であるけど、心配や不安感だけを持つのではなく希望をもって前向きに行動することしかない。
 
「自分たちならみんなで一緒に乗り越えることができる」と信じて、自分を励まし、周りの人たちを励ますことが非常に重要になるのだ。
声をかける、電話をする、メールを出してみる、それらのちょっとした行動が人に小さな幸せを感じさせることができる。
 
苦しい時こそまさに人間性が問われるのだ。
人の苦しみに無関心になっていないか、必死になって努力し問題解決に取り組んでいる人達を非難していないか、自分中心の提案だけをしていないか、電気や資源を今までと同じように使っていないか、言うだけで行動していないことはないだろうか、などを自分に問いかけ、もし間違いがあったらそれらを正すための努力をする。
 
そして人のために尽くしてみる。
 
そうすることで、日本が立ち直れることに貢献できるだろうし、きっとそのことに本当の幸せを感じるはずだ。さあ、やってみよう!

 
文責:斎藤顕一

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