忘年会ではなく望年会を開いてみる |

忘年会ではなく望年会を開いてみる

忘年会ではなく望年会を開いてみる

12月になるとクリスマス音楽が流れ、忘年会の獲得を目指して飲食店は多いにはりきり始める。
確かになんとなく楽しくなる季節であり、知り合いたちもクリスマス会や忘年会の予定はほぼ決まりつつあるようだ。
そもそも忘年会ってなんだろうね。辞書には年末にその1年の苦労を忘れるために行う宴会と書いてある。
でもよく考えてみたら“苦労することで自分の成長を高めよう」と考えている人にとっては、忘年会はむしろ望年会でなければならないはずだ。
この機会にこの1年を振り返り、どんな新たなことに取組んだのか、それで十分だったのか、なにが上手く行ってなにに苦労したのか、どんなに楽しいことを経験したのか、それらからなにを学んだのか、そして来年にはどのように活かすのかを考えるべき良い機会を作るべきではないかと思う。

 
忘年会の意味がなんてあろうとも、仲間と集まり、美味しいものを食べたり飲んだりしながらおしゃべりをすることほど楽しいことはない。
お誕生日会や、クリスマス会などのお祝い会は会合の名前自体がお祝いなので、なんとなくうきうきもする。
 
これが、忘年会となると、どうも後ろ向きに感じれて仕方がないのだ。
苦労話に加えて、上司の悪口を言ったり会社の問題点ばかりを並べ立てたりしても、気持ちのはけ口になったとして聞いている人にとってはきっと気分も良くないだろう。
 
とすると、楽しいお話はもちろんではあるけど、むしろ過去1年の自分の生き方を振り返って、どんな新しいことに取り組んで、そこからなにを学んだかを話したりすることはきっと面白いのではないのかな。
 
取り組む対象としては、自分に対してなにを課したのか、お客さんに対してなにをしたのか、また人に対してどんなことをしたのか、の3つなんかはどうだろう。
 
ぼくの場合、体重を10%落とすことに取組み成功した、お客さんである問題解決を学ぶぼくの生徒たちが知り合い学びあう「ようは会」を立ち上げ会合をもった。
 
この活動は来年以降、年3~4回ぐらいのペースですすめたい、また人に対してはボランティアで参加しているICU同窓会や法人理事会の理事として新たな活動を始めたことだろう。
 
楽しいことはいっぱいあるし、反省すべきこともいっぱいあるけど、来年は今年よりも“もっとチャレンジング”な年になるのは間違いない。
来年がホントに楽しみや!

文責:斎藤顕一

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