第8回:ロジックツリーを活用する

第8回:ロジックツリーを活用する

第8回:ロジックツリーを活用する


  
  
“コロナや景気の影響で売上が伸びない”、 “新規事業を立ち上げたけどまだ認知が低く売上があがらない”など、売上が伸びない理由を景気や認知の問題として捉えている人がいますが、これは間違いです。

売上が伸びない原因には、様々な可能性があり、それを検証することなしに、景気や広告のせいにしてしまうと、間違った取り組みをしてしまいます。今回は、それを論理的に捉えるための“考え方”として、”ロジックツリー”とは何かを考えてみましょう。

売上を伸ばすには、お客様を理解することはもちろん大事です。でも、その前に、まず“どの市場”で事業を行うのかを決める必要があります。売上=対象市場規模×シェア(競争力)だからです。参入している市場が成長していないと売上をあげ続ける方法は3通りしかありません。新製品や新サービスを開発して新しい市場を作るか、未参入の既存市場に新たに参入するか、既存市場において競争力(シェア)を強化し続けるかなのです。
  
  

  
  
企業はともすれば、現在、販売している製品やサービスを売るために、懸命に努力します。それはそれで、頑張っているのですから、良さそうに見えるのですが、戦っている市場が成長していない場合は、少々の営業努力では売上は伸びません。

そのような場合には、成長している市場にも参入するか、自ら商品やサービス開発を行って、新しい市場を作るかの選択肢があるのです。もちろん、“言うは易し、行うは難し”ですね。かと言って最初からギブアップするのではなく、今のように多くの市場が停滞しているときには、少人数で良いので検討チームを作って考えはじめることも大事になるのです。

片方で、そのようなチャレンジングな取り組みを行いつつ、成果につながりやすい取り組みを並行して行うのです。それは、競争力の強化です。これは自社の事業の流れ(これをバリューチェーンと呼んでいる)を、図のように書いてみて、最も競争力を弱めている要素に着目して、その弱さの原因を徹底的に理解することが大事です。

成果がでやすい要素としては、販売部門に取り組むことです。事実ベースの分析と、お客様へのインタビューによって、自社の販売上の重要課題が見えてくるので、まずそれに取り組むことです。その過程で、開発や調達や物流上の問題が見えてくるので、課題の大きいもの順番に取り組むことが次のステップになると思います。

どうですか?考える方法を絞り込むことで、どのようなアプローチで考えればよいのか、が少し見えてきたと思いませんか? 考えの世界は青天井やで~
それでは、また~

  
  

文責:齋藤顕一

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