第9回:生産性をあげるためのKPI

第9回:生産性をあげるためのKPI

第9回:生産性をあげるためのKPI


  
  
緊急事態宣言が発令されていますが、皆さんお元気ですか?お元気ですよね!それぞれが事業に必要な必要最低限の接触の中で、出来る限りのパフォーマンスが求められていますね。

新型コロナが引き起こした動きを企業の活動で考えると”自粛、働き方の変更、活動の見直し、財政基盤の見直し”が起こりました。”働き方の変更や活動の見直し”について細かく説明をすると、働き方といえば、テレワーク、テレビ会議やチャットでのやりとり、移動時間の短縮による生産性増大への取り組みが行われていることでしょう、また、活動の見直しという面では、管理職の役割の見直し、会議の進め方、執務スペースの減少、費用の使い方の見直しなど、様々なことが起こっていると思います。

今回は、特に働き方や活動と関係のある生産性を上げるためのKPIについての考え方にお話ししたいと思います。

  

費用は単に毎年振りあてられるものではない。苦労して得た対価であり売上を上げるための金銭的資源
そもそも、費用とは、売上をあげるうえでどうしても必要となる大事な金銭的資源のことを言います。企業人は、費用は”自分のお金ではない”ので、気軽に使ってしまいがちなのですが”苦労して得た対価”なので、それがよりお客様を喜ばせることに使われているのか、仲間の仕事の効率を高めることに使われているのかを確認して使うべきものです。
  
  
投資は大事であるものの、それが会社全体の生産性を高めること顧客満足につながるものである必要がある
ここ50年ほどのスパンで見ると、日本企業の総資産経常利益率(ROA)は確実に低下傾向にあります。企業は設備投資することで新たな成長を達成するわけですが、投資に対しての利益が十分に稼げなくなってきているということです。投資効果を考え、効率の高い設備や機器に投資することは大事ではありますが、部分ではなく会社全体の人の生産性を高めることやお客様を喜ばせることを重要課題として取組む必要があります。
  
  
費用を減らすのは利益を出すためではない。新たな価値を生み出す仕事に資源を投下するため
会社や部門としてはより大きな費用項目に着目して、どのようにすれば削減できるのかを考えることが大事。つまりは、日本企業においては人件費が最大の費用項目になるので、固定費の変動費化、IT化の推進、価値の低い業務や作業の取りやめや削減、などの取り組みを実践します。そして新たな価値を生み出す仕事に人を振り分けることです。
  


  

生産性向上のため、KPI(目標値)を設定する、個人に落とし込んだ具体的な取り組みが必要で顧客満足や従業員満足と関係ないものは廃止する
生産性の向上に取り組むためには、各部門においてはKPI(目標値)を設定して、それらに基づいて向上プログラムを実施。そのプログラムが進捗しているかどうかをモニターして、進捗していない場合は、その原因を理解し解決策に取り組むことが必要になります。
  
個人的にも、ルーティーン業務の見直しによる効率化の推進、質を担保したうえでの最小費用支出になるように工夫すること、顧客満足や従業員満足とは無関係の業務や作業については廃止提案をすることが大事になります。特に残業代は個人の”仕事の仕方”の影響を受けるので、スピードを速める工夫と努力が不可欠です。
  
  
今までのやり方の継続ではなく、目的ベースで仕事を捉えて、作業の流れを整理すると生産性を上げる改善点が出てくる
なんとなく仕事をするとか、今までのやり方をただ続けるということではなく、仕事の目的をまず考えて、その目的を実現するために必要な“作業の流れ”をいちど整理してみると、結構、生産性を高めるうえでの改善点が出てきます。

仕事の段取りの決め方はいろいろあるだろうけど、やっぱり終わりの時間をまず決める、終わりの時間のアウトプット目標を明確にしておく、そして時間内に、その目的を達成するために、どのように仕事を進めるのかを考えておく。これだけで、大きく生産性を高めることが出来るはずですよ~、特にテレワークの導入で家で仕事をする人も多いと思うので是非とも心がけてみてください!

ではでは、また~
  

文責:齋藤顕一

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