12月, 2009 |

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自分なりの原理原則を作る

自分を成長させるためにも、正しい意思決定を行うためにも、「常に正しいモノの考え方と行動を意識する」ことが重要となる。
今まで人から学んだ自分の考え方とか行動の仕方をただ継続するのではなく、「常に何が正しいか」を考え行動することが 自分をより価値の高い企業人へと進化させることになる。

ぼくが考える原理原則は、書籍や他人から借りてきた言葉ではない。
実際に自分が行動し、正しいと確信できたことを自分なりの原則とすることが重要ということだ。
そうすると、常に地に足のついた 考え方と行動が出来るようになる。

今月は、僕が、これまでの人生を通じて原理原則としているキーワードを紹介したい。

 
【自分を成長させる7つの鍵となる言葉】
 
-Mission(使命に忠実になる)
 企業の使命だけでなく、自分の生き方を決めて忠実になるということ。
 
-Problem Solving(問題解決能力をもつ)
 本質的問題を発見することで、解決能力を高めるわけや。
 
-Customer Oriented (顧客中心主義)
 言わずもがな、上司も取引先も、エンドユーザーも顧客であり彼らの期待値を
 理解することから始まるということ。
 
-Productivity(生産的な仕事をする)
 遊びはゆっくりでもええけど、仕事はみんなで取組んでいるので、1人1人が
 質の高い仕事をスピードをあげて取組むことで、お客さんの変化のスピードに
 追いつくこと。
 
-People Development(人材を育成する)
 自分の成長は人の成長に関ることで始めて可能となる。
 
-Ownership(自己責任を果たす)
 逃げない、人のせいにしない。自分で完結させるということ。
 
-Enjoy your job and your personal life (仕事を楽しみ、人生を楽しむ)
 生きてて良かった!と思うには、仕事も楽しみ、それ以外の生活も大いに楽しむ
 ことが不可欠。その切り替えができるかどうかが重要。
 
 
【自分の活動成果を高める10の行動原理】
 
1.自社の取り扱っている製品・商品をただ売る方法を考えることはしない。
  それは誰でも行える営業活動。 顧客の満たされていないニーズを理解し、
  求められているモノを提供することをまず考える。そして自分の製品・
  商品でどのように対応できるかを考える。
 
2.顧客の購買部だけを訪問しない。
  むしろ、ユーザーの購買行動を評価している部門の意見をも聞く。
  そして、市場のデータを併せて評価した上で
  どんな営業上の打ち手を取るべきかを提案する。
  提案して初めて自分の価値を理解してもらえる。
 
3.自分の考えを人に押し付けることは止める。
  自分の経験や考えが常に正しいとは限らない。
  顧客を熟知している現場のスタッフの意見にも耳を傾け、質問してみる。
  市場の変化を感じたら決められていた施策についても変更提案をする。
  市場の変化のスピードは自社よりも圧倒的に速いことを知る。
 
4.顧客あるいは上司から言われたことをそのまま受け入れない。
  顧客や上司が常に正しいとは限らない。目的や背景を理解するために質問し、
  一緒に新たな選択肢を考えて提案してみる。
 
5.わからないことを絶対に放置しない。質問してその度その度に解決しておく。
  質問しないことが仕事の質を大幅に低下させていることを知る。
  「それはどういうことなのか?」「なぜなのか?」
  「どのようにしてそれが出来るのか?」といった質問を行い続ける。
 
6.誰かが言っていたこと、本に書いてあったこと、誰でも言える一般論は言わない。
  それらは価値を持たないし、価値ある行動をする上でまったく参考にならない。
  自分が体験し、学んだこと、確信したことを語ることができると
  人の信頼を獲得できる。
 
7.思いつきでのコミュニケーションは行わない。

  考えるとき、話をするとき、文章で考えを表現するとき、自分が行動するとき、
  すべて順序を意識して行う。
 
8.いや”なことから絶対に逃げない。むしろ、正面から取り組む勇気を持つ。
  一度逃げると、いつも逃げるようになり、人を非難することで自分を正当化する
  ようになってしまう。
 
9.自分が正しいと思ったことは提案して実行する。
  「やっていません」がいちばん問題であり、
  一度決めたら必ずやり遂げることを目指す。
 
10.社内の人にも、お客さんにも、愛情と熱意を持って接する。
  周りの人に常にプラスの影響を与えられているかを自分に問いかける。
  利他主義を貫き、自分から与えない限り、人からは与えられることはない。
  無関心はマイナスの影響を与えることも知っておく。
 
文責:斎藤顕一

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