齋藤顕一のつぶやき |

問題解決型思考: “考える力”を考える


  
誰でも、正しく考えることが出来るのに、それを教わったことはない。考えないで行動するとは、脳が“そう行動しろ”と指示しているだけで、人の言いなりになるか、過去の経験則に従って行動していることが多いため、達成感は低いし、満足度も低い。

自分は考えることが出来る、と言っている人もいる。その人たちに、問いかけてみる。「それは素晴らしいね!でも考える時には、考えの材料がいるのだけど、それはなんやろうね?」と。面白いことに、答えはだいたい決まっている。それは、自分の過去の経験が材料になっていることが多い。

また、ネットで調べたことや、先輩や上司が言ったことなども挙げられるが、それを取捨選択する基準は“主観的”であり、結局は、自分の“限られた経験”にとらわれていることになるんやね。だから、先月のつぶやきでお話した自実ではなく、必要な事実が大事になるねんや。

考えるうえでの材料となる情報を価値あるものとするためには、情報を細分化して考えたり、他の情報との関連性を考えたり、整理、統合して要約してまとめる方法を理解しないとあかんねんな。

これらの考える力を身につけると、見える世界が大きく変わるけど、人を大事にしてお客様や仲間を大事することが自分の軸足にないと、大きな成果が得られないもの特徴かもね~

  

文責:齋藤顕一

本メッセージの著作権はフォアサイト・アンド・カンパニーおよび齋藤顕一にあります。
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問題解決型思考: 事実と自実


  
なぜ、人は正しい判断が出来ないのか?それは、知るべき事実を知らないからにすぎないのとちゃうか。3.11などの天災や、SDGsやコロナは新しい価値観を産み出し、それが顧客の購買活動に大きな影響を与えているよね。

GDPや企業売上や収益性など、誰でも着目する“事実”は理解しやすいものの、それらの数字を構成している細かい数字を理解している人はそんなにいるわけではない。

たとえ理解していたとしても自分たちが“知っている事実”(管理会計上の数字)でわかることと、“自実”(経験則から正しいと思っていること)から、自分たちは課題や成長機会を理解していると勘違いしていることが多い。

多くの企業は、自分たちが管理して分析している事実は膨大なもので、それらから起こっていること、これから起こるであろうことを、正しく理解していると考えているねんな。

そやけど、実際は、企業が新たな環境での、新たな戦い方を理解する上で必要な事実データやエンドユーザーの考え方の、半分程度しか理解していない。

要は、本来は、しっかりと理解しておかなければならない事実を知らないのだから、売上増大の機会の発見も、業績向上できない本質的な問題の発見も、今後、どんなことが起こる可能性が高いのかも、理解できないことになってしまう。“自実”だけに頼るのではなく、知るべき事実を理解して、
そのデータを獲得し、分析する能力を身につけないと、この先戦い続けるのは難しくなると思うねんけどね。

  

文責:齋藤顕一

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問題解決型思考: 不安は不案!?


  
不安とはなんやろう。不安とは、きっと自分に好ましくないことが起こるのではないかと思うことなのかもな。好ましくないこととは、経済的、精神的、肉体的に害となることやろうね。コロナで陽性になるかも、と思うのは肉体的・精神的だろうし、会社の業績が下がって所得に影響を与えると経済的不安。家族や友達についての不安は精神的に影響を与えることを恐れるんやろうね。

不安を感じると余計に不安さを煽るだろうから、まず軸足をPMA(Positive Mental Attitude)、つまり“常に前向きな姿勢”にしておくことが大事なんやろうな。逃げると不安が増すので、“誰しもが経験していることだから大したことはない”と考えたり、“自分は頑張って来たので乗り越えれるはずだ”と考えたりする。ただ、それだけだと、精神的な強さに委ねているだけなんで、乗り越えるための具体策をも一緒に考えることが大事なんやろうな、きっと。

自分の収入が不安ならば、まず自分しかその状況を変えれないと考える。そして、よりよい仕事をするように役割を明確にして仕事のやり方を見直したり、お客様を喜ばせたり、仲間の生産性を高めるためになにが出来るかを考え行動する。支出内容を見直したり、副収入を得る方法を考えるのもありかもね~

  

文責:齋藤顕一

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問題解決型思考: 優しさは易しいか


  
女性が男性に求めることの第1位にあげられることが“優しさ”にあることは誰でも知っている。もちろん、男性にも優しい女性はあこがれなんで、人は出来るだけ優しくあろうとしているんとちゃうのかな。まあ、優しくない人もいっぱいいるんで、論外かもしれへんけどね。

そやけど、優しさを示そうとすると、どうも単に相手を喜ばせることが最初に考えることらしい。上司が部下に対応するときには、相手を褒めようとしたりするのは、きっと“俺って、優しいやろう~”とアピールしているかもしれないし、むやみに相手の発言を“それでええんとちゃう~”と肯定するのも、“なっ、ちゃんと、サポートしているねんで~”と、無駄な争いをさけて、部下想いの優しい上司像を示しているのかもしれない(笑)

そやけど、大事なことは、優しさとは相手をその場で喜ばせること以上に、相手が正しく考え、人として成長してくれることが目的になるだろうから、優しさの中には“相手に厳しく伝えること”も必要になるはずとちゃうのかな。人を喜ばせることは大事なことではあるけど、本当の喜びとはなにかを考えることが重要みたいやな~。ぼくも気をつけようっと!

  

文責:齋藤顕一

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問題解決型思考: 成長の連鎖


  
なんで売上増大策がないのか?なぜ開発能力が低下しているのか?これは誰の問題なのか?企業人はすぐ、それは“経営者や管理職の問題や!”と考えるみたいやけど、本当にそうなのかな?

これは新入社員を含めて、すべての従業員の問題と考えるのが正しいのとちゃうか。“戦略ってどう作るかも知らんし知りたいとも思わん”、“成長?そんなんどうでもええねん、楽しければええねん”、と成長を求めない人が増えるほど、競争力は低下する。楽して給料をもらうことを考えている人や、言われたことすらできない人や言われたことしかできない人、工夫も努力も提案もしない人、つまりは自分の成長に取り組まない人たちが、企業の成長を阻害する。

日本を、魅力的な国にするためには、個人が成長する方法を学び、実戦することが大事。そのような人が日本に出来るだけたくさん増えればいけるということや。そのためには、まず自分から始めよう!

この発想のきっかけは、日本のマクロの数字やね。日本は成長できない国になってしまった。まずいな~。成長しない国も、企業も、個人も、魅力
が感じれないからな~。GDPは伸びていない。IMFは、2021年の伸び率も日本は主要9か国の中でも最低と位置付けている。なんでや?!GDPの2020年の内訳は個人消費53%、政府消費21,設備投資16なんで、個人消費が伸びないのが問題なんやろうね。そやけど、なんで個人消費が伸びないねんや?

給料から税金などを差し引いた金額(可処分所得)が増えれば、預貯金を増やす人もいるかもしれないけど、う~ん、確かに、お金を今までより
使うよね。ということは、可処分所得を増やすことと、買いたいものが増えればいいということな。なるほど!会社の売上が増え、利益がでないと給
料は増えない、ボーナスも増えない。確かに、90年から2019年までの29年間の日本企業の平均年率成長率はどないなっている?なっ、なんや
て!たったの0.1%やんけ。(図1)

従業員は頑張っているように見えるけど、ななな~んと、従業員1人あたりの売上は4135万円から3954万円に減少しているしな。毎年、ー0.5
%下がっているということや。なんや、あかんねんや。が~ん。(図2)

給料の源泉となる1人当たりの付加価値額を見ると1990年も715万円で2019年も715万円で変わらず。つまり、給料が増え、可処分所得が増える環境にはないということや。企業は売上増大の戦略を作る方法を知らんのか?なんで、買いたいものがないねんや?これも企業に製品・商品・サービス開発をする能力が低下しているということかいな?!(図3)

  

文責:齋藤顕一

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問題解決型思考:自粛と自縮


  
  
自粛”ってなんやねん!“自縮”と違うで。自分を縮めてどないしますねん?
自粛とは、自分をコントロールすることとちゃうのかな

どうも、人というのは不安とか恐怖を感じ始めると、自分を守るために“閉じこもってしまう”か、逆にやみくもに“攻撃”するみたいやな~

要は、非日常の状況中では日常の行動はできないわけやから、よ~考えてみたら、非日常のなかでは非日常の行動をすることで“新しい日常”を作り上げ維持するのが大事になると言うこととちゃうのかな。要は今までと違うことをするみたいなこと。

ぼくの非日常な行動ってなんかしてるか?
う~ん、今までとはちょっと違った形を意識して、コミュニケーションの質と頻度を高める、どんなことでもいいので新しいことに取組む、ちょっと密になりたいなら(笑)抗原検査キットを使って陰性を確かめてから会う(笑)みたいに、ともかく後ろ向きになれへんことやな。

あとは、自分の精神状況をコントロールすることやろう。コロナさんありがとう~、しんどさ大歓迎!また自分を鍛える材料をもらえてありがたいって、マジに考えることやろう。それから、もちろん大阪人やからなんでも、笑いにして、笑いを引き寄せることとちゃうのかな?

大変な時代、苦しい時代こそ、明るさを振りまいてみることで前向きに行動してみたらどうやろうね

  

文責:齋藤顕一

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